正しい熱中症の知識教えます!

健康情報

みなさんこんにちは♩産業保健師のyuzuです。

最近はまた一段と暑くなって、外にいると溶けちゃいそうな暑さですよね、、、。

職場でも安全衛生委員会で熱中症の注意喚起を行っています。

今日は熱中症についてだよ〜

みなさん、熱中症は防げる病気です!対策することで防げるんです!

では熱中症についてお伝えしていきたいと思います。

熱中症の起こりやすい時期

熱中症に起こりやすい時期はいつかご存知でしょうか?

8月が真夏〜って感じするよね。

こちらは消防庁の集計した2023年度全国の熱中症による緊急搬送の人数です。

参考:消防庁https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf

6月末から徐々に増え始め、7月末にピークを迎えています。

意外と時期が早い!

6月は暑いな〜と感じ始めた時ですが、すでに熱中症の危険は迫っています。。。

この時期はまだ暑さにもなれていないので上手に汗がかけず、体温調整がうまくできないため、発生が増えると言われています。

熱中症にならないためには対策が必要です!

早くから準備しておくことが大切な項目もありますので、順番にお伝えしていきます〜

熱中症にならない身体作りをしよう!

まずは、熱中症になりにくい身体作りをすることが大切です。

普段の生活習慣で対策することができます。

3つのポイントをお伝えします!

①水分補給の訓練をしよう

熱中症の予防は水分摂取が大切です!とよく言われますが、中々習慣づいていないと難しいです。

そのため、日頃からこまめに水分摂取を行う訓練をしましょう。

効果的な水分摂取の方法は後ほど説明します。

②運動して筋肉量を増やそう

筋肉は水分を身体に蓄えることができるため、筋肉量を増やしておくことは大切です。

水分摂取の訓練以上に、筋肉量を増やすことはすぐにはできません。

筋肉量を増やすことは、熱中症の予防だけでなく、基礎代謝を上げ、太りにくい体質を作ることができます。

運動は本格的に暑くなる前から暑さに慣れるトレーニングを行いましょう。

運動はストレス発散にも効果的!

手軽に始められるウォーキングがおすすめです。あとはサイクリングや入浴などで汗をかく習慣をつけると、体温上昇時に汗をかくことをでき、体内の熱を逃すことができます!

暑くなる前から暑さに慣れることを暑熱順化と言いますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかるとされているので、暑さに備えた身体作りを余裕を持って行いましょう。

③日頃から健康管理をしよう

日頃から体温測定、健康チェックを行うようにしましょう!

体調が悪いと感じた時は無理せず自宅で静養しましょう。

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WGBT値をチェックしよう

みなさん、WBGT値ってご存じでしょうか?

熱中症は暑さだけで起こるものと勘違いされやすいのですが、熱中症は暑さだけじゃないんです!

★WBGT値とは?

→人間の熱バランスに影響の大きい 気温・湿度・輻射熱 の3つを取り入れた温度の指標です。

これが熱中症の危険度を判断する数値となります。

熱中症が起こりやすい時期は毎朝WBGT値をチェックするのも良いと思います。

上手な水分補給の方法を知ろう

水分摂取はこまめに摂りましょうとよく耳にすることも多いと思いますが、具体的な水分摂取の方法として、理想的な飲み方は、

『6オンス8回法』がよいとされています。

6オンス8回法とは、、、、

私もこの6オンス8回法で水分補給を毎日心がけるようにしています。

たまに、あれ?今何回目だっけ?ってなります。(笑)

水分補給に効果的な飲み物を知ろう

水以外だと何を飲むのが正解だと思いますか?

正解は日常的な水分補給と、熱中症になった時の水分補給では大きく異なります。

①日常的な水分補給

→好きな飲み物でOKとされています。

しかし、、、、

アルコールはダメ!強い利尿作用があります。

スポーツ飲料は糖分が多いので水やお茶の方が望ましいです。

カフェインは普段から飲んでいる人はOKですが、普段あまり飲んでいない人は利尿作用があるので、おすすめしていません。

②熱中症になった時の水分補給

これは『経口補水液』を飲みましょう!

経口補水液はスポーツ飲料と同じような飲み物と思われる方も多いですが、経口補水液とスポーツ飲料は異なる飲みものです!

どこか違うかというと、成分と分量が異なります。

経口補水液は砂糖で、できていて、身体に吸収されやすい濃度に作られています。

そのため、水で薄めたり、甘さを足したりしてはいけません、、、。

実際スポーツ飲料は甘くて美味しいと感じる方も多いですが、経口補水液は、あまり美味しい飲み物ではありません。

ですが、熱中症かも?!と思った際は、スポーツ飲料ではなく経口補水液を飲むようにしてくださいね。

もしもの時の為に経口補水液の粉末を常備しておくのもおすすめです

暑さを避けよう

熱中症の対策で一番思い浮かべる方が多いかもしれません。

暑さの対策もとても重要です。

①冷房器具を活用しよう

注意していただきたいのは夜間就寝時です。

よくエアコンをタイマー設定にされている方も多いと思います。

夜間タイマーが切れて、温度が上がり、寝ている間に熱中症になってしまう危険があります。

次の日、なんだか頭が痛い、身体がだるいなどの症状が出た際は原因は夜間熱中症になっていることが原因の可能性があります!

②暑さ対策グッズを活用しよう

外出時は日傘や帽子を使用するようにしましょう。

小型扇風機や冷却グッズなど、今はさまざまな暑さ対策グッズが売られています!

活用しちゃいましょう!

③首を冷やそう

冷却グッズでも首を冷やすものが多いですが、

その理由は、

首元には太い血管が通っており、効率よく体温を下げることができるからです。

他には、脇の下や、足の付け根にも太い血管が通っていますので熱中症を疑った場合は、この3つの部位を冷やすようにしましょう。

④服装を工夫しよう

吸湿性・速乾性のある通気性の良い衣服を選ぶようにしましょう。

汗が蒸発しやすい素材がよいとされています。

熱中症の兆候

熱中症かなと感じたら素早く対処することが大切です。そのためにはまず熱中症の兆候に気づけるようにしましょう。

①自分でわかる症状

・めまいや顔のほてり

・筋肉痛や筋肉の痙攣・こむら返り

・身体のだるさや吐き気・頭痛・動悸  など

②他人が気づく症状

・フラフラしている

・顔色が悪い

・言動がおかしい

・皮膚の異常(触ると暑い・赤く渇いている)

こういった症状が出た場合は、すぐに涼しいところで休憩し、水分摂取をしましょう。

この時の水分は経口補水液が望ましいです!

そして身体を冷やしましょう。冷やす場所は首元脇の下足の付け根です。

呼びかけに反応しない、水分補給ができないといった場合はすぐに医療機関を受診しましょう!

意識がない場合にはためらうことなく119番をお願いします!

熱中症の正しい知識を身につけ、熱中症を予防しましょう。

対策することで熱中症は防ぐことができます。

最後に、めちゃめちゃおすすめの熱中症について学べる1冊をご紹介します!

普段から熱中症についての健康講話をすることも多いので、熱中症の知識はある程度は私もありましたが、こちらの本を読み、さらに知識を深めることができました!

産業保健職の方を含むみなさんにおすすめします!

みなさんで熱中症対策していきましょう〜!

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